ピーリングって何?自宅でピーリングを行う際の注意点

 

加齢に伴い肌のターンオーバーは乱れやすくなっていきます。
肌のターンオーバーが乱れると皮膚に古い角質が溜まってしまい、お肌の調子が悪くなっていきます。
ニキビ跡がなかなか治らないのは肌のターンオーバーが乱れているせいかもしれません。
そんなときはピーリングをすることでお肌の調子を向上させることができます。

 

 

 

 

1:ターンオーバーの低下とニキビ跡

 

 

ニキビはアクネ菌が原因で発生します。アクネ菌はどんな人の皮膚にも存在している表皮常在菌の一つです。
普段は特に害をもたらしませんが、毛穴が皮脂や古い角質で詰まり無酸素状態になると活発に増殖をし始めます。
アクネ菌が増殖するとその部分が炎症を起こしてしまいます。炎症が発生すると周囲の組織や細胞が破壊されます。

 

ニキビが進行して炎症が広がると「黄ニキビ」という膿が生じた状態になります。
黄ニキビは広範囲に炎症が広がってしまった状態であるため「真皮」の組織が炎症によって壊れてしまいます。
真皮は皮膚の土台部分にあたる組織です。真皮にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった物質が繊維状の構造をして皮膚を支える働きをしています。
炎症によってこれらの繊維状の構造が破壊されると皮膚を十分に支えることができずに凸凹としたニキビ跡ができてしまいます。
真皮には皮膚線維芽細胞という細胞が存在しており、コラーゲンやエラスチンといった物質を合成しています。
肌のターンオーバーが低下すると皮膚線維芽細胞の働きも低下して、コラーゲンやエラスチンなどの合成量が減少します。
結果、土台部分がいつまでも回復せずニキビ跡がなかなか治りません。

 

 

2:ターンオーバーを改善するピーリング

 

 

 

肌のターンオーバーが乱れている場合、ピーリングを行うことでターンオーバーを整えることができます。
ピーリングとは日本語で「皮を剥く」という意味です。ピーリングは乳酸やフルーツ酸などの酸性の成分を肌に塗ることによって、皮膚の古い角質を溶かして除去するスキンケアです。
古い角質が除去されることで肌のターンオーバーが正常になり、お肌全体の調子を向上させる作用があります。

 

ピーリングは特にニキビ跡の色素沈着赤みを改善する効果が高いです。
表皮のターンオーバーが進むにつれてニキビ跡に沈着した色素が古い細胞として新しい細胞と入れ替わっていきます。
また真皮に対して酸で刺激を与え、コラーゲンやエラスチンなどの合成を促進する効果も期待できます。

 

 

3:ピーリングにはそのほかのお肌に良い効果がたくさん

 

 

ピーリングはニキビ跡だけではなく、様々なお肌によい効果をもたらしてくれます。その一例を紹介します。

 

ニキビの予防

 

ピーリングは酸性の成分を肌に塗布するため、殺菌作用があります。
ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌してくれるため、ニキビを予防する効果が期待できます。
また毛穴の詰まりの原因となる皮脂や古い角質を溶かしてくれるため、アクネ菌が増殖する環境を壊してくれる働きもあります。

 

毛穴を引き締めてくれる

 

ピーリングを行うことで毛穴はギュッと引き締められます。
特に皮脂が詰まってしまった毛穴は物理的に広がってしまうため、角栓や毛穴の黒ずみの原因となってしまうこともあります。
ギュッと引き締められた毛穴は皮脂などが詰まりにくくなります。

 

シミやくすみの改善

 

ニキビ跡の色素沈着以外にも紫外線が当たったことによるメラニン色素によるシミやくすみもピーリングで改善することができます。
ピーリングでターンオーバーが活性化するとメラニン色素ができた部分が新しい細胞に入れ替わっていきます。
結果的にシミやくすみを目立たなくすることが可能です。

 

 

4:自宅でピーリングを行う際の注意点

 

 

ピーリングを自宅で行う際、注意点がいくつかあります。しっかりと守って適切なスキンケアをしましょう。

 

・ピーリング後はUVケアを必ずすること

 

 

ピーリングをした後は酸によって皮膚が柔らかくなり、一時的に外部の刺激に弱くなります。
特に紫外線によりシミの原因になるメラニン色素が作られやすくなっているためUVケアは必ずするようにしましょう。

 

・あくまでケアであって治療ではないこと
ピーリングは自宅やエステサロンでも行うことができます。
しかし本来は医療行為であるため、医療機関でしか受けることができません。
自宅やエステサロンで行うピーリングはあくまで医療行為にならない程度の濃度の薄い薬剤しか使うことができないため、劇的な効果を望んでいる人には向かないかもしれません。
もしもっと効果の高いピーリングを希望するならば、美容皮膚科や美容クリニックで相談するのがおすすめです。

 

・肌に異常が見られたらすぐにやめる
ピーリングは酸を使用するため肌への刺激が強めです。肌がピリピリしたり赤くなってしまったりしば場合はすぐに使用を中止しましょう。
その場合、ピーリングを継続したいならば皮膚科医や美容皮膚科医に一度相談するとよいでしょう。