ニキビを潰すな!クレーター跡が一生残らないためにできる対策

 

ニキビを潰すな!とはよく聞くと思います。しかしなぜニキビを潰してはいけないのでしょうか?
何気なく潰しているニキビ、しかしそれはクレーターのような跡が発生する原因となっているかもしれません。
ニキビを潰してはいけない理由とクレーターのようなニキビ跡の対策を解説します。

 

 

 

1:なぜニキビの跡がクレーターのようになるのか?

 

人間の皮膚は表皮、真皮、皮下組織からなります。
皮膚のハリはこのうちの真皮がその重要な役割を果たしています。
真皮には皮膚線維芽細胞というコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す細胞が存在しています。
それらの成分は真皮で繊維状の構造をして、皮膚全体を支える役割を果たします。
ニキビはアクネ菌が過剰に増殖することによる炎症です。アクネ菌を異物とみなした人体の免疫機能はアクネ菌に対して攻撃します。

 

その際にアクネ菌を退治することはできますが、同時に周囲の組織も破壊してしまいます。
その結果、炎症が発生したり真皮の繊維構造を破壊したりして皮膚がクレーターのように盛り下がってしまう原因となります。
真皮部分は表皮のようにターンオーバーをしません。
そのため加齢やストレス、睡眠不足などの理由により皮膚繊維芽細胞の働きが低下していると元の弾力のある皮膚に戻りづらくなります。
これがニキビ跡によるクレーターのメカニズムです。

 

2:ニキビを潰すとクレーター跡になる?

 

ニキビの種類には白ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなどがあります。
白ニキビは毛穴に皮脂が詰まってしまった状態、赤ニキビは毛穴に詰まった皮脂を栄養源にアクネ菌が増殖している状態、黄ニキビは赤ニキビから炎症の範囲が広がり膿が生じてしまっている状態です。
炎症がまだ始まっていない白ニキビの状態でニキビを潰すと皮脂だけがうまく取り除けてニキビの治癒が早まる可能性も僅かですがあります。

 

しかし大半の場合においてニキビを潰すことは指先に付着している雑菌が患部に入り込み、ニキビの炎症を悪化させることに繋がります。
またニキビ周辺の皮膚を傷つけてしまい炎症が広がったり皮膚組織の破壊に繋がったりする可能性も高くなります。
ただでさえニキビで破壊されている真皮まで潰した際の刺激が伝われば組織が破壊されクレーターがより深くなる可能性もあります。
基本的にニキビを潰すことは症状の悪化を招く可能性が高いため避けたほうが良いでしょう。

 

3:クレーター跡を残さないための対策

 

クレーター跡を残さないためには・・・

 

・ニキビを潰さないこと

・赤ニキビの段階でニキビを治療してしまうこと
が重要です。赤ニキビの段階では炎症がそこまで広範囲に広がっておらず、治癒した後にクレーターのようなニキビ跡になる可能性は少ないでしょう。
ニキビができたらしっかりと清潔と栄養摂取、睡眠などを保ち早めに治癒させることが重要です。
万が一、ニキビを潰してしまったり黄ニキビまで症状が進行してしまったりしてクレーターのような跡ができてしまった場合は、なるべく目立たないようにする対策が必要になります。

 

・皮膚繊維芽細胞を活性化させる成分が含まれているスキンケア製品を使用する

 

真皮は表皮と違ってターンオーバーしないため、一度クレーターができてしまったら普通にしていても元に戻りません。
重要なのは皮膚繊維芽細胞が作り出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分になります。
皮膚線維芽細胞を活性化させそれらの成分の分泌量が増えることでニキビの炎症で破壊された真皮を回復させることができるでしょう。
皮膚線維芽細胞を活性化させる成分には高濃度ビタミンC誘導体やナノ分子のセラミド、FGF(皮膚線維芽細胞増殖因子)などがあります。

 

・新陳代謝を活発にする

 

新陳代謝を活発にすると皮膚に流れる血液量が増加します。
皮膚繊維芽細胞に必要な栄養素や酸素の供給量が活発になりコラーゲンやエラスチンなどの分泌量が増加します。
新陳代謝を活発にする方法には定期的に運動をする、1日に必要なエネルギーやタンパク質をしっかりと摂取する、睡眠時間を十分に確保するなどが挙げられます。

 

・ビタミンCを十分に摂取する

皮膚線維芽細胞がコラーゲンやエラスチンなどを合成する際にはビタミンCが必要になります。
ビタミンCを十分に摂取することでそれらの成分の分泌を補助することができます。
またビタミンCには炎症を鎮めたりアクネ菌を殺菌したりする働きもあります。ニキビの予防にも効果的です。

 

・美容皮膚科で施術を受ける

 

美容皮膚科では皮膚繊維芽細胞を活発にするための様々な施術があります。
ある波長の光を照射することで繊維芽細胞を刺激する方法、レーザーで患部に微細な傷をつけることで皮膚の再生を促す方法、古い角質を除去することで肌の再生を促す方法などです。

 

クレーター跡ができてしまうと個人のケアで改善させるのも限界があります。
どうしてもクレーターが目立って気になる場合は美容皮膚科を頼るようにするとよいでしょう。